泌尿器科/乳腺科 Oji CLINIC 兵庫県明石 王子クリニック
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[泌尿器科]前立腺肥大症について
前立腺肥大症について
前立腺は男性特有の臓器で精液の一部を作り、骨盤の底にあたる部分で膀胱に続く尿道を取り巻くように位置するクルミ程度の大きさの臓器です。この前立腺が肥大し尿道や膀胱が圧迫されるために、尿が出にくい、回数が多い等の排尿障害を引き起こす病気が前立腺肥大症です。詳しくは前立腺のうち尿道を取り囲む内側の部分(内線あるいは移行域と言われる部分)が加齢とともに肥大し尿道を圧迫するために排尿障害を来します。従って男性であれば誰にも訪れるいわば老化現象の一つと考えて頂いて結構です。加齢とともにその有病率は増加し、 50 歳以上の3、4人に一人が何らかの前立腺肥大症の症状があると言われています。また前立腺肥大症は前立腺の良性腫瘍に分類されますが、悪性腫瘍である前立腺がんとは全く別個の病気で因果関係等はありません。従って前立腺肥大症になったために癌になるということはありませんが、前立腺がんが同時に存在することもありますので、ぜひ PSA 検査(血液検査)等の癌の検査も同時に行うことをお勧めします。
前立腺のしくみ


前立腺肥大症の症状
前立腺肥大症の症状は、おおむね次のような 3 期に分けられます。米国では、男性の 4 人に 1 人が前立腺肥大症の症状を緩和する目的で治療を受けるといわれています。特に前立腺の肥大の程度が高度で、症状が強い場合は内服薬では十分な効果が得られないため内視鏡手術が行われます。このうち大半を占めるのが経尿道的前立腺切除術(TUR−P)で、当院でも最も症例数の多い手術です。
膀胱刺激期 [ 初期 ]
・ 尿の回数の増加。特に夜間、頻尿になる( 3 回以上)。
・ 尿の勢いが弱く、排尿に時間がかかる。
・ すぐに尿が出ない。
残尿発生期 [ 中期 ]
・ 尿の流れ(尿線)が細く勢いが極度に弱くなる。
・ 排尿後もスッキリせず、尿が残っている感じがする(残尿感)。
尿閉塞期 [ 末期 ]
・ 飲酒後や夜間に全く尿が出なくなることがある(尿閉)。
・ 尿がだらだら漏れる
  (膀胱は尿で一杯になっており、尿が外へ溢れる出る状態)。
・ 尿意をもよおす感じ(尿意)が低下し自力では尿が出せない。

残尿発生期や尿閉塞期で残尿量が100mlを超えると腎臓からの尿の流れに圧がかかるため腎臓が腫れ上がる水腎症という状態になり、ひいては腎臓の機能が低下し急性腎不全になる場合があります。


前立腺肥大症の検査
超音波検査(エコー検査)
下腹部に機械をあてて前立腺の大きさや残尿を測定します。
尿流量測定
尿の出る強さと排尿時間を計測しグラフに表します。
測定機能がついたトイレで排尿するだけの検査です。
尿検査
尿が出きらないため細菌感染を起こすことがあります(尿路感染症)。
また血尿がないかなどその他の泌尿器科疾患の有無を調べます。
X線検査
造影剤を注射して腎臓、尿管、膀胱の状態を検査します。
腎臓、 尿管の腫れ具合 、 前立腺の膀胱内への突出の程度等を判断します。

その他に前立腺がんの検査も兼ねて血液検査(前立腺特異抗原(PSA))、肛門から指を挿入し前立腺の大きさ、硬さを調べる直腸診、肛門から機械を挿入して行う超音波検査(経直腸的超音波検査)等も適宜、合わせて行います。


前立腺肥大症の治療
前立腺肥大症の治療は、前立腺の肥大の程度、症状の強さ、全身状態、年齢や患者さんの希望を総合的に判断し治療法を選択します。治療法は大きく分けて薬物療法手術療法があります。薬物療法は比較的症状が軽く肥大が進んでいない場合や手術ができない場合に用います。主な薬には交感神経遮断剤、植物エキス剤、抗男性ホルモン剤などがあります。

交感神経抑制剤 [ αブロッカー ]
現在最もよく使われているお薬です。前立腺や尿道の緊張をゆるめて尿を出やすくします。同時に血圧が低下し立ちくらみなどの副作用がありましたが、最近はα1遮断剤(ハルナール,フリバス等)ができ、かなり副作用が改善されました。
植物エキス製剤・アミノ酸製剤
前立腺のむくみをとり症状を緩和します。夜間頻尿、切迫尿意、残尿感などを軽減しますが、前立腺そのものを小さくするものではありません。
抗男性ホルモン剤
最近は使用頻度が減っています。
男性ホルモンの働きを抑えて前立腺を縮小します。多くの場合で薬を止めれば再び前立腺の肥大が始まります。副作用として女性化や性欲減退、勃起障害になることがあります。このお薬は効果は強いのですが、一番の問題点は前立腺がんの発見に役立つ PSA 検査の値を低下させるため、初期の前立腺がんを見逃す危険性があります。このような理由で最近使われなくなっています。

手術療法は薬物療法で症状が改善しない場合、前立腺の肥大が進んでいる場合や残尿が多い場合などに行います。主な手術療法は経尿道的前立腺切除術(TUR−P)で、その他レーザー治療、温熱療法、開腹手術などいろいろな方法があります。経尿道的前立腺切除術(TUR−P)は最も効果が確かで信頼性の高い方法で、当院でも最も症例数の多い手術です。 下半身麻酔をかけて内視鏡を尿道に挿入し、電気メスで肥大した前立腺を削り取る治療法です。通常 7 日から 10 日間の入院が必要です。


前立腺肥大症の予防はできるのか?
成長期の前立腺や前立腺がんが男性ホルモンの影響で大きくなることは知られていますが、男性ホルモンの低下が始まる50歳以上で前立腺が徐々に肥大するのは何らかのホルモンバランスの変化が原因ではないかと考えられていますが、詳しいことは分かっていません。従って男性であれば誰にも訪れるいわば老化現象の一つと考えていいのではないでしょうか。尿の勢いが弱くなったりすぐに尿がでないなどの症状がある場合はそのままにせず、前立腺がんなどの余病のチェックもかねてぜひ一度、専門医での前立腺検診をお勧めします。

日常生活の注意
・ 長時間座って前立腺をうっ血させない。
・ トイレを我慢しない。
・ 飲酒や刺激物を摂りすぎない。
・ 便秘に注意し、食物繊維類を摂取する。
・ 体を冷やさないようにしてお風呂でゆっくりと暖める。

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NEWS

[2016.7月まで明石ケーブルテレビ ]
出演について。


[2016.3.7神戸新聞 ]
掲載について。


[2015.5ぷらっと]
掲載について。


[2013.4.1神戸新聞 ]
掲載について。


[ 2007.10.24 日本経済新聞 ]
掲載について。


[ 2007年11月17日(土)より ]
ラジオ出演について。


[ 2006.02 週刊朝日 ]
掲載について。


[ 2005.8.7読売新聞。
掲載について。




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